本04裁判員裁判では、全ての刑事事件が対象となるわけではありません。次のような刑事事件に限られます。
まず、罪を犯した者に科すことが出来る刑罰の種類が、死刑、無期懲役・禁錮である事件であることです。例えば、放火、殺人、強盗致傷などの罪に関する事件がこれにあたります。
次に、3人の裁判官が集まって裁判を行う事件のうち、故意の犯罪行為によって被害者が死亡してしまった事件です。例えば、傷害致死、保護責任者遺棄等致死などの罪に関する事件がこれにあたります。
ただし、裁判員裁判にならない、例外も設けられています。
なぜなら、数ある刑事事件の中には一般の人が裁判を行うには、精神的な負担などが大きすぎる事件も含まれているからです。
例外の事件とは次のようなものです。
ひとつは、被告人の言動などによって裁判員の身に危険があり、裁判員がとても怖がるような事情がある場合です。ふたつめは、それによって実際に裁判員たちに生命、身体、財産への危害がある、生活への平穏が侵害されるおそれのある場合です。そしてこれらによって裁判員裁判がどうしても遂行できない状態になった場合です。これらの事情がある時は、一般の人が参加する裁判員裁判にはならないことがあります。